日帰りバスツアーで可睡斎のお雛様と龍尾神社の梅を見に行ってきました。
まずは、静岡県袋井市にある可睡斎へ。
山門には阿形像と吽形像の金剛力士像がいます。
こちらの「瑞龍閣」という建物、昭和12年に建てられたそう。
登録有形文化財に登録されている建物です。
中へ入るとさっそく雛人形がズラ~っと並んでいました。
画像が多くなってしまうので可睡斎ひなまつりの記事は次のページへ。
日本一の東司(トイレ)がありました。
何が日本一かというと、中央にはトイレの神様、もとい烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)の日本一大きなご尊像が安置されているのです。
烏芻沙摩明王はこの世の一切の汚れを焼き尽くす功徳を持ち、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとされます。
トイレをキレイにしてると福が舞い込んでくるかな?
ここは戦前から水洗だったそうです。
現在も現役で使用可能ですが、いつも開けっ放しなので、男性用は用を足してるのが丸見え(*ノωノ)
雛人形以外にもいろんな作品が展示されてました。
桃!書道家万代香華さんによる書道パフォーマンス作品。
畳二畳分の大きさの半紙に力強い一文字。
きもの学校による帯結びの作品。
ぼたん。
手押し消防ポンプ。三川村警防団第5分団と書かれています。
警防団は第二次世界大戦勃発直前の1939年に作られた団体だそうなので、その頃に使われていた消防ポンプなんでしょうね。
瑞龍閣の中はものすごく広くて、雛人形の写真を撮りすぎて時間がなくなってしまいました。
他は境内をサラーっと見るだけにしました。
「輪蔵」
仏教の法宝である経典を収め置く仏堂。
「慈母観音」
足元に子供が!
福徳さずかる「おさすり大黒様」
一さすりで福を招き
二さすりで徳を授かり
三さすりで戴く
皆やっぱり福がありそうなメタボのお腹を撫でたくなるのか、つるつるになってます。
「活人剣」
近くにあった掲示を読んでみると素敵なエピソードがありました。
***
日清戦争時、清国全権大使の李鴻章が負傷した際、日本陸軍軍医総監医学博士の佐藤進が治療にあたった。
治療中でも軍服帯剣でいる佐藤に対し李は「医者の仕事に剣は不要では?」と尋ねた。
佐藤は「これは人を殺める剣ではなく、人を活かす『活人剣』である。幾多の病と戦っており、必ずこれに勝つ」と答え、人々を感動させた。
***
そうして、この活人剣は佐藤進の功績と日清領国の戦死病没者を供養するために建てられたそうです。
こちらが本堂。可睡斎のご本尊様です。
この奥に御真殿もあったようですが、時間が足らずここまで。
袋井観光センターに移動して、お昼ご飯を食べました。
桜海老ご飯せいろ蒸し。
静岡といえば、桜エビ。大好き。
次は、龍尾神社の梅園に行きます。